シグマ超広角 単焦点レンズ SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art 強烈なパースだが歪曲は?逆光ゴースト、色にじみ等について
引き続き、シグマよりお借りした、開放F値1.8の明るい超広角レンズ「SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art」の試用レポートです。
前回の記事はこちら:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art シグマの超広角レンズで撮影した風景写真
SIGMA 単焦点超広角レンズ Art 14mm F1.8 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応
今回お借りしたキヤノン用の他に ニコン用、シグマ用もあります。
14mmの超広角ともなると、広く撮影できるということ以上に、強烈なパースを感じますよね。
道路や廊下などでは消失点をはっきり意識できる写真になるかと思います。
こうなると視線誘導もしやすいですね、この作例では奥に人が小さく立っているだけであまり意味はないのですけども(笑)
船の前部が大きく誇張された、いわゆる宇宙戦艦ヤマトのパースにもできますね。
超広角レンズで直線の多い光景を撮影する場合には歪曲収差が気になるかと思います。まっすぐの物がまっすぐ写るか、それとも曲がっているかでは大違い。歪みをデジタル補正することでせっかくの14mm超広角が、18mmくらいの画角になってしまう場合もありますから、少しでも広く撮りたい方には重要なポイントでしょう。
以下の写真ではそびえ立つ二本の柱があります。フィルム撮影ですのでカメラ側での歪曲補正などはしようもありません。が、いかがでしょうか?
多少、柱に丸みを帯びたカーブを感じなくもないですが、さほど気にならないレベルではないでしょうか?以下のような街並みの写真ではまったく気にならないです。
以上のように、歪曲に関しては非常によい性能ではないかと思いました。なおかつ開放F値1.8、最短撮影距離27cmということで魅力的なレンズだと思います。
ただ上の写真、太陽光のゴーストが発生しているのがお判りいただけますでしょうか?わかりやすく周辺の建物を入れて切り出したものが以下になります。
出目金の超広角ということも理由なのか、太陽自体はフレームに入れていませんが、
たいへん小さなものですので、建物や人物の顔にかぶるなどややこしい箇所でなければ、容易に修正できるかと思います。Adobe Camera RAW にて該当箇所を選択
跡形もなく消すことができました。
ほかに超広角レンズで不都合のありそうな問題といえば倍率色収差、画面の周辺部で色がにじんだり流れたように写ることですよね。
該当箇所のみ切り出してみました。
これはRAW現像アプリの簡易的な機能では修正がかなり難しいものでした。
ただ1つだけ言わせていただくと、わざとこうなるように撮影しています。製品レヴューの際には、さまざまな耐性や耐久性にも目を向けるようにしています。良い部分だけを見て「良い良い!」と思い込んで購入しても、あとで自分が困ることになりかねません。ですので、ギリギリの線まで詰めて撮影してみることも多いのです。
この製品「SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art」に関しては、あまりにも気に入ったために今後自分でも購入する可能性があります。それだけに、どうしたら色にじみが出るか試行錯誤しながら撮ったというわけです。
周辺の色にじみとは言っても、被写界深度にある上部2箇所のコーナーはまったく色がにじんでいません。にじみが目立つのは右下部のような、大きな輝度差かつ、まるでピントのあってない部分に限られています。こうした場合においては色がにじむ可能性があるということです。
こちらのような写真は大丈夫ですね。シャキっとしています。
それにしてもすごいパースだと思いません?
SIGMA 単焦点超広角レンズ Art 14mm F1.8 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応
キヤノン用|ニコン用|シグマ用
前回の記事はこちら:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art シグマの超広角レンズで撮影した風景写真
SIGMA 単焦点超広角レンズ Art 14mm F1.8 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応
今回お借りしたキヤノン用の他に ニコン用、シグマ用もあります。
14mmの超広角ともなると、広く撮影できるということ以上に、強烈なパースを感じますよね。
道路や廊下などでは消失点をはっきり意識できる写真になるかと思います。
こうなると視線誘導もしやすいですね、この作例では奥に人が小さく立っているだけであまり意味はないのですけども(笑)
船の前部が大きく誇張された、いわゆる宇宙戦艦ヤマトのパースにもできますね。
超広角レンズで直線の多い光景を撮影する場合には歪曲収差が気になるかと思います。まっすぐの物がまっすぐ写るか、それとも曲がっているかでは大違い。歪みをデジタル補正することでせっかくの14mm超広角が、18mmくらいの画角になってしまう場合もありますから、少しでも広く撮りたい方には重要なポイントでしょう。
以下の写真ではそびえ立つ二本の柱があります。フィルム撮影ですのでカメラ側での歪曲補正などはしようもありません。が、いかがでしょうか?
多少、柱に丸みを帯びたカーブを感じなくもないですが、さほど気にならないレベルではないでしょうか?以下のような街並みの写真ではまったく気にならないです。
以上のように、歪曲に関しては非常によい性能ではないかと思いました。なおかつ開放F値1.8、最短撮影距離27cmということで魅力的なレンズだと思います。
ただ上の写真、太陽光のゴーストが発生しているのがお判りいただけますでしょうか?わかりやすく周辺の建物を入れて切り出したものが以下になります。
出目金の超広角ということも理由なのか、太陽自体はフレームに入れていませんが、
たいへん小さなものですので、建物や人物の顔にかぶるなどややこしい箇所でなければ、容易に修正できるかと思います。Adobe Camera RAW にて該当箇所を選択
跡形もなく消すことができました。
ほかに超広角レンズで不都合のありそうな問題といえば倍率色収差、画面の周辺部で色がにじんだり流れたように写ることですよね。
該当箇所のみ切り出してみました。
これはRAW現像アプリの簡易的な機能では修正がかなり難しいものでした。
ただ1つだけ言わせていただくと、わざとこうなるように撮影しています。製品レヴューの際には、さまざまな耐性や耐久性にも目を向けるようにしています。良い部分だけを見て「良い良い!」と思い込んで購入しても、あとで自分が困ることになりかねません。ですので、ギリギリの線まで詰めて撮影してみることも多いのです。
この製品「SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art」に関しては、あまりにも気に入ったために今後自分でも購入する可能性があります。それだけに、どうしたら色にじみが出るか試行錯誤しながら撮ったというわけです。
周辺の色にじみとは言っても、被写界深度にある上部2箇所のコーナーはまったく色がにじんでいません。にじみが目立つのは右下部のような、大きな輝度差かつ、まるでピントのあってない部分に限られています。こうした場合においては色がにじむ可能性があるということです。
こちらのような写真は大丈夫ですね。シャキっとしています。
それにしてもすごいパースだと思いません?
SIGMA 単焦点超広角レンズ Art 14mm F1.8 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応
キヤノン用|ニコン用|シグマ用
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